はるのみづ・はるのみず(春の水) [駄句 春]
車窓打つ利根の川風水の春 Labyrinth
(しゃそううつとねのかわかぜみずのはる)
副季語に 春水(しゆんすゐ) 水の春
春は降雨や雪解水などで渓谷・河川・沼湖・畔田などは満々と水を湛える。
(しゃそううつとねのかわかぜみずのはる)
副季語に 春水(しゆんすゐ) 水の春
春は降雨や雪解水などで渓谷・河川・沼湖・畔田などは満々と水を湛える。
またそれがせせらぎ流れ、その上へ明るい日射がうらうらと輝き照ると冬涸れのあとだけに、
ひときわ豊かに春色の感じが深い。水の春というと詠嘆が加わる。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
ひときわ豊かに春色の感じが深い。水の春というと詠嘆が加わる。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
したもえ(下萌) [駄句 春]
下町の露地の片隅草萌ゆる Labyrinth
(したまちのろじのかたすみくさもゆる)
副季語に 草萌 草青む 畔青む 土手青む 若返る草 駒返る草
下萌は草萌と同義に用いられているが、本来は季節的な意味を持った言葉である。
春気うごいて地底から草の芽が頭をもたげる。
ひえ粒を蒔いたように、芽がほつほつと黒土の上に出て、
やがて緑の絨毯のように地上を春一色に塗りつぶす。
はっきりと春の訪れを感じる。 (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(したまちのろじのかたすみくさもゆる)
副季語に 草萌 草青む 畔青む 土手青む 若返る草 駒返る草
下萌は草萌と同義に用いられているが、本来は季節的な意味を持った言葉である。
春気うごいて地底から草の芽が頭をもたげる。
ひえ粒を蒔いたように、芽がほつほつと黒土の上に出て、
やがて緑の絨毯のように地上を春一色に塗りつぶす。
はっきりと春の訪れを感じる。 (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
うめ(梅) [駄句 春]
白梅のかほり纏ひて退院す Labyrinth
(しらうめのかおりまといてたいいんす)
副季語に 梅が香(うめがか) 白梅(はくばい) 老梅(ろうばい) 野梅(やばい)
梅林 梅園 梅日和 枝垂梅(しだれうめ) 盆梅(ぼんばい)
(しらうめのかおりまといてたいいんす)
副季語に 梅が香(うめがか) 白梅(はくばい) 老梅(ろうばい) 野梅(やばい)
梅林 梅園 梅日和 枝垂梅(しだれうめ) 盆梅(ぼんばい)
春にさきがけて咲く梅の香の気品が古来愛される。
桜よりも古くから日本人に親しまれた。
梅とだけ言えば白梅。五弁八重もある。
盆栽の梅を盆梅という。
はる(春) [駄句 春]
春まだき朝富士山見し手術の日 Labyrinth
(はるまだきあしたふじみししゅじゅつのひ)
副季語に 三春 九春
立春(二月四日ごろ)から立夏(五月六日ごろ)の前日までを、俳句では春とする。
おおよそ陽暦の二月・三月・四月に当たる。春は万象の変化が多く視野も広い。
春の町・春の旅・春の人などと用いたり、あるいは主観的に春楽し・春うれしなど、
その用い方はすこぶる多い。三春は初春・仲春・晩春、九春は春九旬(九十日間)のこと。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(はるまだきあしたふじみししゅじゅつのひ)
副季語に 三春 九春
立春(二月四日ごろ)から立夏(五月六日ごろ)の前日までを、俳句では春とする。
おおよそ陽暦の二月・三月・四月に当たる。春は万象の変化が多く視野も広い。
春の町・春の旅・春の人などと用いたり、あるいは主観的に春楽し・春うれしなど、
その用い方はすこぶる多い。三春は初春・仲春・晩春、九春は春九旬(九十日間)のこと。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)